社長の酒中日記 12月その1

12月某日
健康生きがいづくり財団の大谷常務と神保町の「あい家」へ。先月の日記に書いたが有楽町の電気ビルにあった「あい谷」のマスターが場所を変えて再開したものだ。先月の日記でマスターは札幌西高出身と書いたが札幌北高の間違いだった。板前さんも「あい谷」と一緒で味も変わらず。値段は有楽町よりも安い感じがした。

12月某日
「ケアセンターやわらぎ」の石川代表理事と石川さんのところで開発した認知症予防ダンス「だんだんダンス」の打合せ。石川さんは6時半から別の打合せが入っているので4時半に富国倶楽部で待ち合わせ。こちらは私と社会保険出版社の戸川、森田君。石川さんは「だんだんダンス」に関わっているスタッフで立教大学大学院の石川さんの教え子中村さんを連れてくる。こちらが認知症予防やだんだんダンスを紹介するパンフレットを作成することで大筋合意。富国倶楽部はシャガールをはじめ内外の著名な絵画や彫刻が陳列されているのだが、石川さんは「今度ね」と言って帰って行った。

12月某日
長岡市長をやっている森民夫さんは元建設省住宅局の東大出身のエリート技官。11月の選挙でも「らくらく?」当選を果たしたので石川はるえさんが音頭をとって「祝う会」をやることになった。高橋ハムさんや辻さん、吉武さんがメンバーの「シャイの会」のメンバーを中心に呼びかけることにした。20人から30人は集めたい。

12月某日
ラシスコという配送業者の倉庫を当社の出版物の倉庫としても利用させてもらっている。今日は土曜日にもかかわらず、当社の石津とパートの川隅さんが確認に行ってくれた。私も行くつもりだったが高田馬場の社会福祉法人サンでデイサービス再開に向けた話し合いがあるのそちらに参加しなければならない。2人とは赤羽で待ち合わせることにした。赤羽で降りてメールすると在庫確認にまだ1時間以上かかるという。それで駅の周辺を散策することにする。まだ4時くらいだというのに駅近くの居酒屋は結構店を開けていてしかも混んでいる。そのほか、雑貨屋や本屋を覗いてしばし師走の雑踏を楽しんだ。5時ころ石津に電話するとちょうど赤羽に着いたところという。西口で待ち合わせ飲み屋街へ。「串待つ」という店に入る。焼き鳥屋である。これが結構おいしかった。3人で川越線で上野へ。ちょうど上野東京ラインだったので石津はそのまま品川へ。私は上野で常磐線へ。我孫子で降りて駅前の「愛花」による。結構出来上がっていたみたい。

12月某日
HCMという会社の忘年会に当社の赤堀と招かれる。神田の「廣豊楼」という中華料理屋。廣豊楼は今年、西新橋から神田に引っ越してきた。HCM社は西新橋にありその当時からよく使っていた。もともとは昭和初期から神田神保町あたりで営業してきたらしい。神田は明治時代から清国の留学生が多く住み、そのせいか有名な中華料理店も多い。いつか元建設省の社本さんにご馳走になった新世界飯店も神保町だ。おそらく魯迅や周恩来も食べたに違いない。

12月某日
「胃ろう・吸引シミュレータ」の販売会議を会社近くの「福一」で。その日のランチを元年住協の林さんと福一で食べていたら、おかみさんが「久しぶりですねー」と言っていたので急きょ福一にした。ここは冬に海鼠が出る。最近、海鼠を出す店が少なくなったので、海鼠好きの私にとってはうれしい店だ。HCMの大橋社長、三浦顧問、当社の迫田の4人で真剣に議論した。本当です。帰りに我孫子の駅前の「愛花」による。先客がいたが私には初めての客。聞くと今年95歳という。それでまだシルバー人材センタ―に登録して仕事をしているというから驚いてしまった。私も頑張らなくては!

12月某日
元社会保険庁長官の末次さんから電話。「今日、夕方会社にいる?」。「5時半には出なければなりませんが」「じゃ5時ころ行くよ」。末次さんは長官を辞めた後、年住協の理事長に就任した。私は当時年住協の広報雑誌「年金と住宅」の編集に携わっており、年住協の編集長が今、結核予防会の専務理事の竹下さんだ。その頃、竹下さんを誘って私がメンバーの常陽カントリーへ行ったとき、午後のラウンドに出ようとしたとき、突然「竹下君」と末次理事長から声がかかった。末次さんは我々の後ろの組でプレーしていたのだ。末次さんも同じ常陽カントリーのメンバーでそれ以来、年に何回かご一緒させていただく。もっとも最近私はゴルフから遠ざかっているので、年に2、3度食事を御一緒する。年末のあいさつということでわざわざ事務所まで足を運んでいただき恐縮の至りである。しかも末次さんは「お世話になったから」と言ってイタリアのワイン、「ローレライ」というドイツのリキュール、それと京都の佃煮をお土産にいただいた。末次さんをお送りし、ワインは神田明神下の章太亭でいただき、リキュールは根津の「ふらここ」でいただいた。

12月某日
会社に同居しているNPO法人の佐々木事務局長が当社の社員一同を「ビアレストランかまくら橋」に招待してくれる。社員一同感激してビールやワイン、料理を頂く。社員同士だけでなくよその会社との交流も大切なことだと思う。